1.前置き
広告ブロックは自己責任になるよ、というお話です。
また、操作手順はPC操作の場合です。2.拡張機能を導入するへどうぞ。以下駄文。
筆者も実況配信を掲載している、Twitchというサイトをご存知でしょうか。Amazonが買収した旧Justin.tv、いわゆるゲーム実況向けの動画配信サイトです。ここ数年で広告が割り込むようになり、まともに配信画面を見ることができないという本末転倒具合になっています。「Twitch 広告 消す」「Twitch 広告 ブロック」などで検索しても古い情報ばかりであったり、プライム会員になれだの、サブスクしろだの、「違うんだよなぁ」という情報ばかりです。
そこでこの記事では配信をまともに楽しむために、2024年8月現在有効な広告をブロックする(消す)方法を紹介します。
この手の記事のお約束ですが、自己責任です。なにか問題が発生したとしても、筆者は一切責任を負いませんし、取れません。筆者が実際に使用している環境を紹介しますが、 Twitch側は広告ブロックを認めていない点はご留意ください。
2.拡張機能を導入する
AdGuard、TTV LOLなど、広告ブロッカーとして著名な拡張機能はありますが、殆どがTwitch広告に対して無力です。そこで、有志のスクリプトを実行できる拡張機能である
Tamper Monkey(chrome版) を導入しましょう
導入方法は、使用するブラウザがChrome系(Chrome、Vivaldi等)なら上記のリンクから、FireFoxやスマートフォン用ブラウザ等、その他の場合は各自検索し、ブラウザに追加して下さい。
uBlock Originは説明不要の広告ブロッカーですが、そのままではTwitch広告は防いでくれません。また、広告ブロッカーのため、サイトから検知されると無効化を促される場合があります。Tamper Monkeyはブラウザ上でJavaScriptを実行可能にする拡張機能で、そのものにブロッカーとしての機能はありませんが、広告ブロッカーそのものではないため、サイトから無効化を促されないかもしれません。
これらの拡張機能に、広告をブロックするScriptを導入することで初めてブロッカーとして機能します。
3.ユーザースクリプトを導入する(uBlock Origin編)
まずはuBlock Originのオプション画面を開きましょう。
拡張機能の詳細画面からクリック |
ツールバーで右クリック |
拡張機能 の詳細から拡張機能のオプションを開くか、ツールバーにアイコンを固定している方は、アイコンを右クリック→オプションをクリックで開けます。
次に広告ブロック用のScriptを導入します。広告ブロック用のScriptだけでも多数のユーザーが公開していますが、筆者が現在利用しているものは
TwitchAdSolutions です。 (リンク先Github)
まずはuBlock Originのオプション画面からマイフィルターを選択し、マイカスタムフィルターを有効化にチェックを入れます。
次に下部のフィルター入力欄に「twitch.tv##+js(twitch-videoad)」と入力します(コピペ可)。入力後、変更を適用ボタンをクリックします。
次に 設定タブに戻り、高度な設定にある「私は上級者です」の項目にチェックを入れます。
すると、「私は上級者です」 の右側に歯車マークが表れるため、そこをクリックします。高度な設定画面が開かれるため、最下部の userResourcesLocation の部分にGithubに記載されているuserscript引用URL(https://raw.githubusercontent.com/pixeltris/TwitchAdSolutions/master/video-swap-new/video-swap-new-ublock-origin.js)を貼り付けます。
この画像の通りになっていればOK |
あとは拡張機能をONにしてTwitchの配信ページを開いてみましょう。配信画面の左上に小さく「Blocking ads」と表示されていれば、正常に広告をブロック出来ています。お疲れ様でした。
4.ユーザースクリプトを導入する(Tamper Monkey編)
Tamper MonkeyはuBlock Origin等と違い広告ブロッカーではないため、各サイトからブロッカーとして検知されないことが強みです。
広告ブロック用のScriptだけでも多数のユーザーが公開していますが、こちらでも筆者が現在利用しているものは
TwitchAdSolutions です。 (リンク先Github)
上記名で検索するか、リンク先のGithubのページからScriptsの項目へ移動して下さい。
そこに
・video-swap-new - userscript / ublock / ublock (permalink)
という文字列と
・vaft - userscript / ublock / ublock (permalink)
という文字列があるはずです。
お好みの方で |
お好きな方のuserscriptのリンクをクリックして下さい。上のvideo-swap-newが通常版、下のvaftがやや負荷が高くなる代わりにストリームの取得が速いそうです。こだわりが無ければvideo-swap-newの方が問題が起きにくいと思われます(筆者はvaft版を使用)。Tamper Monkeyが正常にインストールされていれば、UserScriptのインストール画面が開くはずです。
画像では更新ボタンになっていますが、同じ位置にあります |
そこでインストールボタンをクリックすればインストール完了です。ウィンドウが閉じてしまうので、改めてTamper Monkeyのオプション画面を開き、インストール済みUserScriptの画面を確認してみましょう。
拡張機能のオプションから開くか |
ツールバーから右クリック |
TwitchAdSolutions(選んだほう)と表示されていれば成功 |
確認できましたら、視聴するブラウザでTamperMonkey有効にし、インストール済み UserScriptのタブから有効になっていることを確認してから、Twitchを開いてみましょう。
配信画面の左上に小さく「Blocking ads」と表示されていれば、正常に広告をブロック出来ています。お疲れ様でした。
5.スクリプトの更新方法(Tamper Monkey編)
UserScriptが公開元でUpdateされる場合があります。その場合、導入しているScriptを更新しましょう。
ブラウザの拡張機能から、TamperMonkeyのオプションを開き、「インストール済み UserScript」のタブから更新したいScript名をクリックし、編集画面を開きます。
最初にエディター画面が開かれるため、大量の文字列に動揺するかもしれませんが、臆せず設定タブに切り替えましょう。
「更新」という項目の「UserScript の更新を確認」ボタンをクリックし、 画面上部に「操作が正常に完了しました」という文字が出たら「保存」ボタンをクリックします。これで更新完了です。ページごと閉じましょう。お疲れ様でした。
更新後、保存ボタンをクリックするのを忘れずに |
6.【蛇足】Youtubeの広告をブロックするには?
2024年8月現在では「uBlock Origin」で問題ないと思われます。Twitchの広告は何故か防いでくれませんが、Youtubeでは2024年8月現在、デフォルトで広告のみブロックしてくれています。過去にYoutube側の対応で一時的に広告が流れることもありましたが、更新も早くすぐに対応してくれていました。この手のものはイタチごっこのため、気長にやりましょう。
Tamper Monkey向けのYoutube広告ブロック用のuserscriptもいくつか公開されていますが、筆者が試した範囲では
・広告の映像はブロックできるが音声はブロックできない
・広告スキップ後の配信音声と、通常再生時の音声が二重に聞こえる
など、問題の残ったscriptしか見つけることが出来なかったため、現状はおすすめしません。
ちなみに視聴者が広告ブロッカーで広告をブロックしていると、配信者に広告による収益は当然入らないそうです。まぁそれはそう。
それでは皆様、良い配信ライフをお過ごし下さい。
0 件のコメント:
コメントを投稿
公序良俗に反する内容はお控え下さい